
はじめに
サーフィンは、北海道でも楽しめると知っていますか?
実は北海道にも、サーフィンスポットがたくさんあります。その中でも随一のスポットと称されるのが厚真町にある、「浜厚真(はまあつま)海岸」です。
道内の大会も頻繁に行われ、毎年シーズンになると多くのサーファーが訪れる場所です。
「遠浅」のビーチも浜厚真の特徴の一つです。浅い砂地が遠くまで続くので初心者や子どもが入っても安心して波に乗れるんです。こういった、サーフィンを始めやすいビーチは多くありません。
地域の自慢であるビーチや町のアイデンティであるサーフィン。子どもたちにも楽しんでもらうきっかけを創りたいと考え、2016年から、地元サーファーの有志と一緒にサーフィン少年団(あつまビーチクラブ)の活動を始めました。代表の渡邊さんや厚真町でサーフショップを営む村上さんを中心に、定期的にキッズ体験会を開催しています。

子どもたちにとって、サーフィンが少しずつ身近なスポーツになってきていると思います。自転車でも海に行けるので、登校前にサーフィンして、学校が終わったらまたサーフィンをする、というキッズサーファーも。毎日自然に触れ、地域を大切に思う気持ちも育んでいると思います。
今では、キッズの全国大会で厚真の子どもたちが名を連ねるようになりました。中には、プロを目指してオーストラリアの高校に進学した子もいるんですよ。町の文化や地域特性から夢を見つけてくれたのが、とても嬉しいです!
町と切っても切り離せない存在のサーフィン。子どもたちが安心・安全にサーフィンを楽しめる環境を整え、もっと多くの子どもたちが気軽に始められるようにしたいと思っています。
実現したい未来
浜厚真のサーフィン環境には、いくつかの課題があるんです。
1つ目は、海水温の低さです。北海道の海に水着で入れるのは夏休み中(7中旬・8月の1.5ヶ月間)だけなんです。他の期間もサーフィンをしようと思うと、ウェットスーツがかかせません。その為、春先や9月以降にサーフィン体験を希望する子どもがいても、ウェットスーツがなければ海に入ることはできません。
2つ目は、台風によって流れ着く流木です。このような場所を歩くのは危険なので整備が必要です。自然の影響によるものなので、事前に対策を取ることは難しく、撤去費用に300万円程度かかることもあります。
3つ目に、浜厚真海岸にはシャワー施設がありません。
国内外のメジャーポイントには必ずビーチにシャワーがあります。海を出た後、すぐに身体についた砂や塩分を洗い流すことができるようになると、浜厚真のサーフィン環境は格段に向上します。現在は、サーフボードやウェットスーツも洗うことができず、劣化を早めることにも繋がってしまうんです。
子どもたちはもちろんのこと、より多くのサーファーの皆さんが快適にサーフィンができる環境を整えていきたいと考えています!
プロジェクト資金の使い道
集まったお金は、下記の内容で活用をさせていただきます。
(1)キッズ体験会運営にかかる費用
子どもたちが安全に海に入れるよう、インストラクターをしっかり配置して行っていきます。現在は、ボランティアで運営をしています。せめて、交通費くらいは出すことができれば、持続可能な運営になっていくと思います。
(2)キッズ用ウェットスーツ・サーフボード等の購入費用
子どもたちが安全にサーフィンを始められるよう、ウェア・用具を整えていきたいと考えています。このプロジェクトでは、より長くシーズン楽しめるよう豊富なサイズのキッズ用スーツ・体験用サーフボードを購入できるようにする予定です。

(3)海岸整備にかかる費用
町内外の海を愛する皆さんの安心・安全を守るため、流木の撤去やシャワー設備の設置に加え、津波対策も万全にしていきたいと考えています。

さいごに
かけがえのない海を、自然の素晴らしさを感じ、地域に誇りが持てる子どもたちが厚真に増えてほしいです。そして浜厚真の海から沢山のことを学び、たくましく成長した子どもたちが、日本・世界へ未来に向かって羽ばたいていくことを願っています。
厚真町は、町内外の海を愛する人々が集まる大切な場所です。そんな場所を守り、より良い環境にしていくため、今後も継続的に頑張っていきます。皆さんの応援、よろしくお願いします!

プロジェクトの進捗状況は、寄付者の皆様にご参加いただけるLINEオープンチャットにてお伝えいたします。楽しみにしていてくださいね。是非皆さんの応援をお願いします!